看護師採用が難しいのはなぜ?売り手市場の壁とSNS活用の打開策を解説

看護師採用が難しいのはなぜ?売り手市場の壁とSNS活用の打開策を解説

「求人サイトに掲載しても看護師からの応募がほとんど来ない」「面接まで進んでも、条件のいい大きな病院に決まってしまう」そんなお悩みはありませんか?看護師の採用は、ほかの職種とは求職者の立場そのものが違います

資格を持つ人材が慢性的に足りていないため、選ぶ側はいつも看護師の側にあり、施設は「来てもらう」ために選ばれ続けなければなりません。この売り手市場の構造を踏まえずに待遇の条件だけを並べても、なかなか一人の応募にもたどり着かないのが実情です。

この記事では、採用に特化したTikTok運用代行会社・株式会社ADDICT ONE(アディクトワン)が、看護師採用が難しい理由を現場の事情から整理したうえで、SNSを使った打開策を解説します。

看護師をどう集めればよいか分からずにお困りの企業様は、ぜひ最後までご覧ください。

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目次

看護師採用が難しいといわれる背景

看護師採用の難しさは、資格保有者の数そのものが需要に追いついておらず、常に求職者が有利な立場で職場を選べる「売り手市場」が続いているところに根っこがあります。

医療や介護の現場は高齢化とともに需要が伸び続けている一方で、資格を持つ看護師の数がそれに見合うペースで増えているわけではありません。そのため一人の看護師のもとには複数の求人が集まり、施設どうしが同じ人材を取り合う状態が慢性的に生まれています。求職者は焦って一社に決める必要がなく、じっくり比べたうえで、より条件や雰囲気の合う職場を選べる立場にあるのです。

加えて、看護師には資格という強い専門性があるため、いまの職場に不満があってもすぐ次を見つけやすいという事情もあります。裏を返せば、採用した人材が離れやすいということでもあり、「採る難しさ」と「定着させる難しさ」が地続きになっている点も、この職種ならではの悩みだといえるでしょう。この構造を押さえたうえで、具体的な難しさの中身を見ていきます。

看護師採用が難しい主な理由

看護師採用が難しい主な理由の図

看護師採用が難しくなる理由は、資格職ならではの労働市場と、仕事に対する世間のイメージに深く関わっています。ここでは代表的な4つを、なぜ応募や定着につながりにくいのかという視点で掘り下げていきましょう。

慢性的な看護師不足で一人を多くの施設が奪い合う

1つ目の理由は、資格を持つ看護師の数そのものが不足し、同じ人材を複数の職場が取り合っていることです。

看護師の有効求人倍率はほかの職種より高い水準で推移しており、求人を出している施設の数に対して、応募できる看護師が圧倒的に足りていません。そのため、一つの求人枠に自然と応募が集まる状況は生まれにくく、待遇を横並びにしただけでは埋もれてしまいます。母集団そのものが小さいなかで選ばれるには、条件以外の部分で目にとまる工夫が欠かせません

夜勤や労働環境への不安が応募の手前で足を止める

2つ目の理由は、夜勤や責任の重さといった労働環境へのイメージが、応募をためらわせることです。

看護師の仕事には、夜勤や不規則なシフト、命に関わる緊張感といった大変さのイメージが根強くあります。求人票に「アットホームな職場」と書いても、実際の働き方が見えなければ、応募者は自分の生活と両立できるか判断できません。一方で、夜勤明けの過ごし方や急変時の支え合いの様子など、リアルな一日が伝われば不安はやわらぎます。見えないことへの警戒が、応募の一歩手前で足を止めさせているのです。

大病院との待遇競争で中小施設が埋もれる

3つ目の理由は、知名度や待遇で有利な大病院・大手法人に、人材が流れやすいことです。

看護師が転職先を検討するとき、教育体制や福利厚生の充実した大きな病院は、それだけで安心材料になります。地域のクリニックや介護施設、訪問看護ステーションは、規模の面でどうしても見劣りしがちで、名前を知られる前に候補から外れてしまうケースも珍しくありません。ただし、少人数だからこその働きやすさや人間関係の近さは、大病院にはない魅力です。その強みを伝えられていないことが、埋もれの一因になっています。

潜在看護師に情報が届かず掘り起こせない

4つ目の理由は、資格を持ちながら現場を離れている「潜在看護師」へ、求人情報が届いていないことです。

結婚や出産、家庭の事情などで一度現場を離れた看護師は、全国に数多くいるとされています。その多くは求人サイトを日常的に見ているわけではなく、復職を強く決めた顕在層だけが求人を探しています

つまり「そろそろ働こうかな」と迷っている段階の潜在層には、従来の求人媒体からの情報がほとんど届きません。この大きな層を掘り起こせないまま、限られた顕在層だけを施設どうしで奪い合っているのが、看護師採用の見えにくい難しさです。

看護師採用にSNSが効く理由

看護師採用にSNSが効く理由の図

売り手市場や情報の届きにくさを乗り越える手段として、TikTokやInstagramをはじめとするSNSが注目されています。なぜなら、求人サイトを見ていない潜在看護師にも、職場のリアルな空気を映像で届けられるからです。看護師採用と相性が良い理由は、次の3点に整理できます。

  • 転職を決める前の潜在層にアプローチできる: 求人サイトは「もう転職する」と決めた人しか見ませんが、SNSは何気なく眺めている時間にも流れてくるものです。復職を迷っている潜在看護師の目にも自然に触れ、「この職場なら戻れそう」と背中を押すきっかけをつくれます
  • 夜勤や現場の実態を動画で見せて不安を減らせる: 一日の流れやスタッフどうしの支え合い、休憩中の和やかな様子を映像で伝えれば、文字では埋まらない働き方の疑問に先回りして答えられます。入職後のギャップがやわらぐことで、定着にもつながりやすくなるでしょう
  • 規模ではなく雰囲気で選んでもらえる: SNSでは病院の大きさではなく、そこで働く人や職場の空気が伝わります。人間関係の近さや院長・先輩の人柄を丁寧に見せることで、中小施設でも「ここで働きたい」と感じてもらえる余地が生まれます

こうした発信を続けると、動画で職場を知った看護師が応募へ進むだけでなく、地域で「感じのいい職場」として名前が挙がりやすくなります。実際に、看護師の情報収集の場もSNSへと広がっており、動画での発信は看護師層にも十分に届く時代です。求人媒体だけに頼る流れを補いながら、顕在層と潜在層の両方へ同時に働きかけられる点に、SNS活用の価値があるといえます。

看護師採用でSNSを活用するステップ

看護師採用でSNSを活用するステップの図

SNSを看護師採用に活かすには、思いつきで投稿するのではなく、段階を踏んで設計することが欠かせません。ここでは、まず押さえたい3つのステップを紹介します。

どんな看護師に来てほしいかを描く

1つ目のステップは、採用したい看護師の人物像をはっきりさせることです。

子育てと両立しながら日勤中心で働きたい人なのか、スキルを磨きたいブランクなしの若手なのかによって、見せるべき職場の魅力は変わります。人物像とあわせて、その看護師が転職で何を不安に思うかも想像しておくと、発信の方向が定まっていきます。

例えば「家庭と両立できるか」を重視する潜在層を狙うなら、時短勤務やシフトの柔軟さが伝わる内容を軸に据えるとよいでしょう。最初に狙いを固めることで、投稿がぶれずに積み上がります

職場のリアルが伝わる動画をつくる

2つ目のステップは、仕事の中身と職場の空気が伝わる動画を、継続して発信することです。

先輩看護師の一日に密着した映像や、新人がフォローを受けながら成長する過程、スタッフどうしの何気ない会話などを切り取ります。飾らない等身大の姿を見せることが、大変さのイメージをやわらげ、応募者の共感を呼びます。なお、医療現場では患者のプライバシーへの配慮が欠かせないため、撮影する場所や映す範囲のルールを最初に決めておくことも大切です。安心して見てもらえる発信こそが、信頼につながっていきます。

見た人が次に動ける入口を整える

3つ目のステップは、動画に興味を持った人が、迷わず次の行動へ進める導線をつくることです。

プロフィールから採用ページや公式LINEへつなぎ、関心を持った段階でゆるやかに接点を持ちます。看護師の転職はタイミングが人それぞれだからこそ、すぐ応募に至らなくても、LINEでつながっておけば復職を考えた瞬間に思い出してもらえます一度で決まらなくても発信を届け続けることで、ふとしたきっかけで応募へ進んでもらいやすくなるでしょう。

私たちADDICT ONEは、採用に特化したTikTok運用代行「Recruit ONE」として、7,000本以上の動画制作実績をもとに企業の採用発信を支援しています。看護師採用のSNSは、片手間で始めても現場が忙しく更新が止まりがちで、潜在看護師に届く前に手が離れてしまうケースが少なくありません。

だからこそ私たちは、企画・撮影設計・編集・投稿・分析までを一貫して担い、クライアントの負担を撮影の時間だけに抑える体制で伴走しています。支援先には、若手の応募が少なかった現場で、運用6か月で8名(うち4名が20代)の採用につながった企業もあります。

「看護師がどうしても集まらない」とお困りの企業様は、一度ADDICT ONEの無料相談をご利用ください。自社の状況に合った発信の進め方をご提案します。

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看護師 採用 難しいでよくある質問

ここでは、看護師採用の難しさについてよく挙がる質問へ回答します。

  • 看護師採用は何から見直せばよいですか?
  • SNSは求人サイトを見ていない潜在看護師にも届きますか
  • 知名度のないクリニックや介護施設でも看護師採用にSNSは使えますか?

Q. 看護師採用は何から見直せばよいですか?

A. まずは「自社の働き方や雰囲気が求職者に伝わっているか」を点検するのがおすすめです。

待遇の条件をいじる前に、夜勤の実態や人間関係の良さといった、応募者が本当に知りたい情報を届けられているかを確かめましょう。求人票の文字だけでは、看護師の抱く不安を解消しきれません。伝わっていないと感じたら、映像で職場を見せる発信を加えることを検討してみてください。

Q. SNSは求人サイトを見ていない潜在看護師にも届きますか?

A. 届きます。

SNSは「転職しよう」と決めていない人の日常にも自然に流れ込むため、復職を迷っている潜在層の目にも触れます。働くスタッフの様子を発信しておけば、「この職場なら戻れそう」と感じてもらえ、久しぶりの復職相談につながることもあるでしょう。

Q. 知名度のないクリニックや介護施設でも看護師採用にSNSは使えますか?

A. 十分に使えます。

SNSは規模や知名度ではなく動画単位で見てもらえるため、名前が知られていなくても看護師に発見してもらえます。少人数の職場ならではの距離の近さや、院長・先輩の人柄を丁寧に伝えることで、大病院にはない魅力に共感する人材と出会いやすくなります。

理由を整理し、SNSで看護師採用の届き方を変えましょう

看護師採用が難しいのは、慢性的な看護師不足で一人を多くの施設が奪い合うこと、夜勤や労働環境のイメージが応募をためらわせること、大病院との待遇競争で中小施設が埋もれること、潜在看護師に情報が届かないことが重なっているためです。この状況を打開する手段として、職場のリアルを映像で伝えられるSNSが、顕在層と潜在層の両方へ同時に働きかける有効なアプローチになります。

まずは次の2つから始めてみてください。

  1. 自社の働き方や雰囲気が求職者に伝わっているかを、いまの採用経路から書き出す
  2. 先輩看護師の一日や職場の空気が伝わる動画を、一本つくって発信してみる

「看護師採用の難しさをSNSから打開したい」とお考えの企業様は、採用特化のTikTok運用代行・ADDICT ONEの無料相談をご利用ください。貴社の現場に合った発信の進め方をご提案します。

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この記事を書いた人

小野寺翼のアバター 小野寺翼 SNSマーケター

1997年、茨城県生まれ。2022年にSNSでの情報発信をスタートし、1年間で総フォロワー2.5万人を獲得。その後、企業の採用や集客を目的としたSNS運用に携わり、株式会社ADDICT ONEに入社。
現在はSNS事業責任者として、TikTok・YouTube・InstagramをはじめとするSNSマーケティング全体を統括。これまでに累計50アカウント以上を運用し、制作した動画は3,000本以上。
日々、企業のSNSをどう伸ばし、成果につなげるかを考えながら、実践を通じてより良い運用を追求しています。

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