「若い人に求人情報が届かない」「ショート動画を始めてみたが、再生されても応募が来ない」そんなお悩みはありませんか?
TikTokやInstagramリールで流れる採用ショート動画は、低コストで始められ、求人媒体では出会えない若手の潜在層に届く採用手法です。ただし、動画を投稿するだけで応募が集まるわけではありません。
成果を分けるのは、何を撮るかという「企画の型」と、見た人をどこへ導くかという「導線の設計」です。この2つが欠けていると、再生数は伸びても応募にはつながりません。
そこでこの記事では、採用特化のTikTok運用代行会社・株式会社ADDICT ONE(アディクトワン)が、採用にショート動画が効く理由から、現場職で反応を集めやすい企画の型、作り方6ステップ、媒体の選び方、再生を応募につなげる導線のつくり方までを解説します。
累計7,000本以上の動画制作を通じて見えてきた失敗パターンや、業種別の支援事例も紹介しますので、ショート動画で採用を強化したい企業の方はぜひ最後までご覧ください。本格的に始めたい場合は、弊社の無料相談もお気軽にご利用ください。
採用ショート動画と従来の採用動画の違い
採用ショート動画とは、TikTok・Instagramリール・YouTubeショートなどに投稿する、縦型で60秒前後の採用向け動画のことです。
会社説明会や採用サイトで流す数分の会社紹介ムービーとは、届く相手も作り方も大きく異なります。まずは従来の採用動画との違いを表で整理しましょう。
| 比較項目 | 従来の採用動画 | 採用ショート動画 |
|---|---|---|
| 画面の向き | 横型が中心 | 縦型(スマホの全画面) |
| 長さ | 数分〜10分程度 | 15秒〜60秒前後 |
| 制作費 | 外注で数十万円かかることも | スマホ撮影から始められる |
| 届く相手 | 採用サイトや説明会に来た人だけ | フォロワー外の潜在層にも配信される |
| 本数 | 年に1〜2本 | 週数本の継続発信 |
| 求められる質感 | 作り込まれた世界観 | リアルで等身大の日常 |
表のとおり、採用ショート動画は1本で会社のすべてを伝えるものではありません。職場の日常を小分けにして発信し続けるのが基本の考え方です。
そのため成果を左右するのは、制作費をかけた1本の完成度よりも、無理なく投稿を続けられる体制のほうです。
求職者の側も、短い動画を求めています。株式会社moovyの調査では、まったく知らない企業の採用動画に求める長さとして、「30秒以上〜1分未満」が43.8%で最多となりました。
(出典:株式会社moovy「採用動画トレンド調査2026」、直近1年に就職・転職活動を経験し採用動画を見たことがある20〜40代333名、2026年6月公表)
つまり、まだ社名を知られていない段階では、気軽に見られる短さが最初の接点として重要です。なお、会社紹介型やインタビュー型など長尺を含めた動画の種類ごとの特徴は、採用動画の種類と自社に合う選び方で詳しく解説しています。
採用にショート動画が効く3つの理由
採用ショート動画が応募につながるのは、求職者の側に次の3つの変化を起こせるからです。
しかも、こうした効果を得るのに大きな予算は必要ありません。採用ショート動画はスマホ1台で撮影でき、SNSへの投稿自体は無料のため、採用広報に予算を割けない中小企業でも取り組めます。社内で作るか外注するかの判断は、後半の章で詳しく解説します。
求人を探していない潜在層に届く
1つ目の理由は、求人媒体では出会えない潜在層にリーチできることです。
求人サイトを見るのは、すでに転職や就職先探しを始めた人が中心です。一方で「今の職場に不満はあるが、まだ行動していない」人や、就活を本格的に始める前の学生は求人サイトを開かないため、求人原稿をどれだけ磨いても目に触れません。
これに対してショート動画は、おすすめフィードを通じてフォロワー以外にも配信されます。
実際にTikTokは、フォロワー数や過去に人気動画があったかどうかはおすすめ表示の直接の要因ではないと公表しています(出典:TikTok Newsroom「TikTokが「おすすめ」に動画をレコメンドする仕組み」)。
そのため、知名度のない中小企業のアカウントでも、潜在層の目に触れるチャンスは十分にあります。弊社ADDICT ONEの運用でも、まず潜在層との接点をつくり、興味を持った人を応募へ引き上げる設計を基本にしています。
若手世代が仕事を選ぶときの価値観や情報収集の特徴は、Z世代の採用で押さえたいポイントで詳しく紹介しています。
職場のリアルが伝わり志望度が動く
2つ目の理由は、動画で見た職場の様子が、応募するかどうかの判断に直接影響することです。
Thinkings株式会社の調査では、就活生の80%、転職経験のある社会人の81%が「企業のSNS情報で志望度が変化した」と回答しました(出典:Thinkings株式会社「就職活動・転職活動におけるSNS利用実態調査」、2025年7月公表)。
この調査はSNS全般が対象ですが、新卒・中途のどちらでもSNSが判断材料になっていることがわかります。さらに弊社の自社調査でも、就活生の約65%が企業のTikTok動画を視聴し、最大80%がその企業に興味を持ったという結果が出ています(出典:PR TIMES)。
現場の雰囲気や先輩の人柄は、求人票の文字だけではなかなか伝わりません。その点ショート動画なら、数十秒で職場の空気感を伝えられるため、「ここで働いてみたい」という気持ちを後押しできます。
入社前のギャップが減りミスマッチを防げる
3つ目の理由は、入社前に職場の実態を見せることで、入社後の「思っていたのと違う」を減らせることです。
前述のmoovyの調査では、動画だからこそ見たいものとして「仕事紹介・やりがい」(28.2%)、「1日の流れ」(27.6%)、「職場の雰囲気」(27.0%)が上位に挙がりました(出典:株式会社moovy「採用動画トレンド調査2026」)。求職者は、きれいに整えた会社紹介よりも仕事や職場のリアルな情報を知りたがっているのです。
ショート動画は、作業の様子や休憩中の会話など、求人票には書けない日常をそのまま切り取れます。そのため、仕事の大変さも含めて理解したうえで応募する人が増え、入社後のギャップによる早期離職を防ぎやすくなります。
実際に弊社が支援してきた中でも、作り込んだ映像より等身大の映像のほうが反応を集めやすい傾向があります。採用動画全般で得られる効果については、採用動画を導入する効果とメリットで整理しています。
現場職で反応を集めやすい採用ショート動画の企画6つの型
採用ショート動画で最初につまずきやすいのが、「何を撮ればいいかわからない」という企画の悩みです。現場職の採用で反応を集めやすい企画は、動画で何を見せるかによって次の6つの型に整理できます。
毎回ゼロから企画を考える必要はありません。型を2〜3つ決めて回すだけで、ネタ切れを防ぎながら投稿を続けられます。以下では、各型を「向いている職種→撮り方のコツ→採用につながる理由」の順に紹介します。
1日の仕事の流れを見せる「1日密着」
1日密着は、社員の出勤から退勤までを追いかけ、仕事の流れを時系列で見せる企画です。警備・建設・引越・介護など、現場ごとに1日の動きが変わる職種と相性がよい型です。
撮り方のコツは、朝礼・移動・作業・休憩・退勤の場面を数秒ずつつなぎ、30〜60秒にまとめることです。さらに休憩中の会話や帰り際の表情まで入れると、仕事内容だけでなく職場の雰囲気も伝わります。
求職者が入社前に気にするのは、「自分がここで働いたらどんな1日になるか」です。1日密着はその疑問に直接答えられるため、応募前の不安を減らす企画として機能します。
業界ならではの共感を見せる「あるある」
あるあるは、その業界や職種で働く人なら誰もが共感する出来事を、短い再現ドラマやコントで見せる企画です。業界外の人には意外性があり、同業者には共感されるため、フォロワー外にも広がりやすい型です。
撮り方のコツは、「現場あるある」「新人あるある」のようにテーマを1つに絞り、1本1ネタで15〜30秒に収めることです。セリフはテロップで補い、冒頭の1〜2秒で何のあるあるかが伝わる構成にしましょう。
あるあるは認知を広げる役割が強く、それだけで応募が急に増えるわけではありません。ただし、同業で働く経験者の目に留まりやすいため、中途の経験者採用の入口として役立ちます。
先輩社員の人柄を見せる「Q&A・インタビュー」
Q&Aは、「入社のきっかけは?」「休みは取れる?」といった求職者が聞きたい質問に、先輩社員が自分の言葉で答える企画です。職種を問わず使えますが、とくに未経験者の採用を増やしたい会社に向いています。
撮り方のコツは、1本につき質問を1つに絞り、答えをテロップ付きで見せることです。台本を読ませるのではなく、本人の言葉と表情をそのまま残すほうが、視聴者の信頼を得やすくなります。
「この人と一緒に働きたい」と思えるかどうかは、応募の大きな決め手です。社員紹介動画の作り方は社員紹介動画の作り方と構成例で、質問の組み立て方は採用インタビュー動画の質問と進め方で、複数の社員が話す形式は座談会形式の採用動画で、それぞれ詳しく解説しています。
仕事の技術と成果を見せる「作業の裏側・ビフォーアフター」
作業の裏側は、普段お客様からは見えない工程や、作業前と作業後の変化を見せる企画です。設備工事・清掃・整備・建設など、仕事の成果が目に見える職種で反応を集めやすい型です。
撮り方のコツは、ビフォーとアフターを最初と最後に置き、間の工程を早送りでつなぐことです。完成した瞬間で終える構成にすると、最後まで見てもらいやすく、仕事のやりがいも伝わります。
現場職の仕事は「きつい・汚い」というイメージを持たれがちです。だからこそ技術の高さや仕上がりの美しさを見せると、仕事への誇りやかっこよさが伝わり、職業イメージを変えたい会社にとって有効な企画になります。
仕事の大変さも隠さず見せる「職場の本音」
職場の本音は、仕事の大変な点や入社前に知っておいてほしいことを、社員自身の口から率直に語る企画です。体力が必要な仕事や、夜勤・休日出勤がある職種など、入社後のギャップによる早期離職に悩む会社に向いています。
撮り方のコツは、「きついこと」だけで終わらせず、「それでも続けている理由」や「会社としての対策」までセットで伝えることです。マイナス面とフォロー体制を1本で見せると、誠実な会社という印象につながります。
良い面だけを並べた動画は、かえって求職者に警戒されがちです。あえて本音を見せることで、納得したうえで応募する人が集まり、入社後のギャップも減らせます。
会社の考え方を見せる「採用担当者・社長の発信」
採用担当者・社長の発信は、会社の顔となる人物が、職場の考え方や求める人物像を直接語る企画です。社員数が少なく出演者を確保しにくい中小企業や、社長の人柄が会社の魅力になっている会社に向いています。
撮り方のコツは、会社説明のような堅い話し方を避け、日常の一場面やちょっとした失敗談を交えて親しみやすさを出すことです。毎回同じ人が出演すると視聴者に人柄を覚えてもらえるため、続けるほど効果が積み上がります。
応募をためらう求職者にとって、「誰に連絡すればよいか」が見えていることは大きな安心材料です。採用担当者が顔を出して発信すれば、問い合わせや応募への心理的なハードルを下げられます。
採用ショート動画の作り方6ステップ|企画から投稿まで
企画の型が決まったら、次は実際に動画を作っていきます。採用ショート動画は、次の6ステップで企画から投稿まで進めましょう。
制作会社に頼まなくても、スマホと無料アプリがあれば6ステップすべてを社内で進められます。大切なのは1本の完成度よりも、このサイクルを止めずに回し続けることです。
ステップ1 届けたい人物像と目標を決める
最初のステップは、採用したい人物像を1人分まで具体化することです。
「20代・未経験・体を動かす仕事を探している」くらいまで絞り込みましょう。誰に見てほしいかが決まると、動画のネタも話し方も自然に決まります。逆に「幅広い人に見てほしい」と考えると、誰にも刺さらない動画になりがちです。
あわせて、何をもって成果とするかも決めておきます。採用が目的なら、追うべきは再生数ではなく、プロフィールへのアクセス数や採用ページへの遷移数、応募数です。
目標を先に決めておけば、投稿後に振り返るときも「再生は伸びたが応募は増えていない」といった状態に気づきやすく、判断がぶれません。
ステップ2 企画の型を2〜3つに絞る
2つ目のステップは、前章で紹介した6つの型から、自社で続けやすい型を2〜3つ選ぶことです。
選ぶときの基準は、ステップ1で決めた人物像が「何を知りたいか」です。たとえば未経験者を集めたいなら、仕事の流れがわかる1日密着や先輩社員のQ&Aが向いています。一方で経験者を集めたいなら、あるあるや作業の裏側が効果的です。
型を絞るのは、毎回ゼロから企画を考えると負担が大きく、投稿が止まる大きな原因になるからです。2〜3つの型を順番に回せば撮影の段取りも定型化でき、担当者の負担を大きく減らせます。反応を見ながら、型の入れ替えは後から行えば問題ありません。
ステップ3 台本を「冒頭2秒・本編・締め」で組む
3つ目のステップは、撮影前に簡単な台本を作ることです。台本といってもセリフをすべて書き出す必要はなく、「冒頭2秒・本編・締め」の3つのパートで何を見せるかを決めておけば十分です。
冒頭2秒は、スクロールする指を止めるためのパートです。「入社1年目の本音」「警備員の1日に密着」のように、何の動画かが一目でわかる言葉や映像から始めましょう。
続く本編では、伝えたいことを1つに絞ります。そして締めでは「続きはプロフィールから」など、視聴者に次の行動を示します。
長さは、まず15〜30秒を目安にすると最後まで見てもらいやすくなります。1分の動画で伝える場合の構成は、1分で伝わる採用動画の組み立て方で詳しく解説しています。
ステップ4 スマホで現場をそのまま撮る
4つ目のステップは撮影です。ここで大切なのは、現場を飾らずにそのまま撮ることです。
弊社が支援現場で見てきた実感では、きれいに作り込んだ映像よりも、リアルな作業風景や社員の素顔のほうが反応を集めやすい傾向があります。そのため照明や機材をそろえる必要はなく、スマホの手持ち撮影で十分です。
撮るときは、縦向きで撮ることと、声が聞き取れる距離を保つことだけ意識しましょう。
ただし、撮影してはいけない範囲は先に決めておきます。お客様や現場関係者の映り込み、社外秘の資料、安全管理を疑われる作業風景などを撮影前に現場と共有しておけば、撮り直しや公開後のトラブルを防げます。
ステップ5 テロップを入れて短く編集する
5つ目のステップは編集です。採用ショート動画の編集で押さえたいのは、テロップを入れることと、間延びする部分を切ることの2点です。
ショート動画は、電車の中など音を出せない場所で見られることも少なくありません。そこで話している内容をテロップで画面に出しておけば、音なしでも内容が伝わります。
また、話の間や移動の場面をカットしてテンポを上げると、途中で離脱されにくくなります。
編集は、スマホの無料アプリでもカットやテロップ入れ、BGMの追加まで十分に対応できます。凝った演出より見やすさを優先するのがポイントです。編集のコツや外注するかどうかの判断は、採用動画を編集するときのコツと注意点で詳しく紹介しています。
ステップ6 認知から応募へ2段階で投稿する
最後のステップは投稿です。採用ショート動画は、認知を広げる段階と、応募を促す段階の2段階で進めると成果につながりやすくなります。
最初の1〜2か月は、あるあるや1日密着など、気軽に見てもらえる動画で認知を広げます。そのうえで3か月目以降に、先輩社員のQ&Aや職場の本音、募集の告知といった応募につながる動画を増やしていきましょう。
反対に、最初から求人告知ばかりを投稿すると、見てもらえないまま止まってしまうので注意が必要です。
投稿後は、ステップ1で決めた目標の数字を月に1回は振り返り、反応のよい型に投稿を寄せていきます。
投稿する時間帯の考え方はTikTokで見られやすい投稿時間で、TikTokに特化した運用のコツは7,000本の制作実績から見たTikTok採用動画の成功パターンで、それぞれ解説しています。
投稿先の選び方|TikTok・Instagramリール・YouTubeショートの違い
採用ショート動画の主な投稿先は、TikTok・Instagramリール・YouTubeショートの3つです。同じ縦型のショート動画でも、媒体によって届きやすい相手や得意な役割が異なります。
まずは3つの媒体の特徴と、若手世代の利用率を表で比較しましょう。
| 媒体 | 特徴 | 採用での使いどころ | 10代の利用率 | 20代の利用率 |
|---|---|---|---|---|
| TikTok | おすすめ表示でフォロワー外にも届きやすい | 若手の潜在層への認知づくり | 67.9% | 61.5% |
| Instagram(リール) | 投稿がプロフィールに並び、会社の雰囲気をまとめて見せられる | 興味を持った人の理解を深める | 69.3% | 82.6% |
| YouTube(ショート) | 長尺動画と同じチャンネルで発信できる | 会社紹介動画など長尺との併用 | 95.0% | 96.3% |
※利用率は各サービス全体の利用率で、ショート動画機能に限った数値ではありません。
(出典:総務省情報通信政策研究所「令和7年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」、2026年6月)
表のとおり、利用率だけを見ればYouTubeが最も高くなっています。ただし採用で重要なのは、まだ自社を知らない人に届くかどうかです。媒体ごとの使いどころを見ていきましょう。
TikTok|フォロワー外の若手に届けたい場合
TikTokは、まだ自社を知らない若手に、まず見つけてもらいたい場合に向いている媒体です。
前述のとおり、TikTokのおすすめ表示はフォロワー数に左右されないため、アカウントを開設したばかりの会社でも動画次第で多くの人に届きます。そのうえ10代の67.9%、20代の61.5%が利用しており、新卒や若手の中途採用で接点をつくりやすい媒体です。
さらに30代・40代でも4割以上が利用しているため、若手に限らず幅広い年代へのアプローチも可能です。
年代ごとの利用状況は、TikTokの年代別利用率と採用での活かし方で詳しく解説しています。弊社ADDICT ONEが支援しているのも、主にこのTikTokを使った採用発信です。
Instagramリール|会社の雰囲気をプロフィールにためたい場合
Instagramリールは、興味を持った人に会社の雰囲気をまとめて見てもらいたい場合に向いています。
Instagramは、投稿した動画や写真がプロフィールに一覧で並ぶため、アカウントを訪れた人が過去の投稿をさかのぼって職場の雰囲気をつかみやすい媒体です。
とくに20代の利用率はTikTokを上回る82.6%で、若手社員の働く姿を世界観をそろえて見せたい会社と相性がよいでしょう。
また、リールのほかに写真投稿や24時間で消えるストーリーズも使い分けられます。そのため、TikTokで認知を広げ、興味を持った人がInstagramで会社をより深く知る、という役割分担での併用も効果的です。
YouTubeショート|長尺動画や採用サイトと組み合わせたい場合
YouTubeショートは、会社紹介動画などの長尺動画とあわせて発信したい場合に向いています。
YouTubeは10代・20代の9割以上が利用する身近な媒体で、ショート動画と通常の長尺動画を同じチャンネルで発信できます。そのため、ショート動画で興味を持った人を会社紹介や社員インタビューなどの長尺動画へ誘導すれば、短い動画では伝えきれない情報まで届けられます。
すでに会社紹介動画を持っている会社なら、その一部を切り出してショート動画にするのも手軽な始め方です。
ただし、どの媒体でも最初から複数を同時に運用すると負担が大きくなります。まずは1媒体に集中し、反応のよかった動画を他の媒体に展開する流れがおすすめです。
再生を応募に変える導線のつくり方
動画がよく見られているのに応募が来ない場合、原因は動画そのものではなく、動画を見た後の受け皿にあることが少なくありません。視聴者が応募にたどり着くまでには、次の3つの接点があります。
どれか1つでも途切れると、動画で高まった関心は応募の前に冷めてしまいます。弊社ADDICT ONEの「Recruit ONE」でも、動画の企画と同じくらい、応募から逆算した導線の設計を重視しています。
プロフィール|採用情報への入口を置く
動画を見て興味を持った人が最初に訪れるのは、アカウントのプロフィールです。そのため、ここに採用情報への入口を置いておくことが導線づくりの第一歩になります。
プロフィール文には「〇〇県の警備会社/未経験から正社員募集中」のように、何の会社で誰を募集しているかを一目でわかる形で書きましょう。そのうえで、採用ページや応募フォームへのリンクを設定します。
さらに動画の締めで「詳しくはプロフィールのリンクから」と案内すると、動画からプロフィールへの移動を後押しできます。
採用ページ|動画と同じ温度感で迎える
プロフィールのリンクから移動した先の採用ページでは、動画と同じ温度感で求職者を迎えることが大切です。
動画では社員が楽しそうに話していたのに、リンク先が条件だけを並べた堅い求人票だと、求職者は「動画の印象と違う」と感じて離脱してしまいます。そこで採用ページにも動画に出てきた社員の写真やメッセージを載せ、動画で伝えた雰囲気を引き継ぎましょう。
あわせて、給与や勤務時間、休日などの条件は省略せず、わかりやすく記載します。雰囲気に惹かれた人が最後に確認するのは具体的な条件のため、情報が足りないと応募をためらわせる原因になります。
求人原稿そのものの書き方は、応募したくなる求人広告をつくるポイントで詳しく解説しています。
応募窓口|気軽に連絡できる手段を用意する
最後の接点は応募窓口です。ショート動画で関心を持った人の多くは、まだ転職や就職を決めきれていない潜在層のため、いきなり正式な応募を求めるとハードルが高すぎます。
そこで、正式な応募フォームとは別に、カジュアル面談や職場見学の申し込み、公式LINEでの質問受付など、気軽に連絡できる手段を用意しておきましょう。「まずは話を聞くだけ」という選択肢があるだけで、応募をためらっていた人も動きやすくなります。
また、応募フォームの入力項目は必要最小限に絞り、スマホから短時間で送れる形にしておくことも大切です。動画で高まった関心が冷めないうちに連絡できる状態をつくることが、再生を応募に変える最後の決め手になります。
採用ショート動画が応募につながらない3つの失敗パターン
採用ショート動画は手軽に始められる一方で、再生はされても応募につながらないまま終わってしまうケースも少なくありません。とくに多いのが、次の3つの失敗パターンです。
いずれも動画の出来栄えではなく、目的の置き方や運用の体制に原因があります。各パターンの原因と対策を押さえておきましょう。
バズ狙いで採用につながらない
1つ目は、再生数を伸ばすこと自体が目的になってしまうパターンです。
流行りのダンスや社員のおもしろ企画は再生数を稼ぎやすい反面、見た人に「どんな仕事か」「どんな会社か」が伝わらなければ応募にはつながりません。さらに、悪ふざけに見える内容は会社の信頼を損なうおそれもあります。
対策は、ステップ1で決めた人物像と目標に立ち返ることです。再生数が少なくても、届けたい人に届いて応募が1件生まれれば成功と考え、仕事内容や職場の雰囲気が伝わる企画を優先しましょう。
TikTok採用で起こりやすいリスクや、向いていない企業の特徴は、TikTok採用のデメリットと向かない企業の見分け方で詳しく解説しています。
求人告知ばかりで見てもらえない
2つ目は、募集要項や求人告知ばかりを投稿してしまうパターンです。
採用目的だからといって「〇〇職を募集中です」「給与は〇〇円」といった告知を続けても、まだ会社を知らない人にとっては見る理由がありません。その結果、おすすめ表示でも途中で飛ばされ、再生も応募も伸びない状態に陥ります。
対策は、ステップ6で紹介した2段階の投稿に切り替えることです。まずはあるあるや1日密着など、見ていて楽しい・役に立つ動画で接点をつくり、興味を持ってもらえてから募集の告知を混ぜていきましょう。
告知はあくまで投稿全体の一部にとどめ、普段の動画で会社に親しみを持ってもらうことを優先します。
担当者任せで更新が止まる
3つ目は、担当者1人に任せきりにして、投稿が途中で止まってしまうパターンです。
採用ショート動画は、通常業務と兼任する採用担当者が、1人で企画から編集までを抱えてしまうケースがよくあります。すると繁忙期や担当者の異動をきっかけに更新が止まり、それまでに積み上げた反応も生かせなくなります。
対策は、出演者や撮影の協力者を現場から複数人決め、チームで回す体制をつくることです。あわせて週に何本投稿するかを先に決め、撮影日をまとめて確保しておくと継続しやすくなります。
それでも社内で回すのが難しい場合は、次の章で紹介するように、負担の大きい工程から外部に任せる方法もあります。
自社で作るか外注するか|体制別の費用と判断の目安
採用ショート動画の体制には、すべて自社で行う方法から、制作だけを外注する方法、企画から分析までをまとめて任せる運用代行まで、大きく3つの選択肢があります。
それぞれの費用の目安と、向いている会社を表にまとめました。
| 体制 | 費用の目安 | 社内の負担 | 向いている会社 |
|---|---|---|---|
| 自社で制作・運用 | 0円〜(スマホと無料アプリ) | 企画・撮影・編集・投稿・分析のすべて | 発信が得意な社員がいて、時間を確保できる会社 |
| 制作だけ外注 | 動画1本あたり数万円〜 | 企画の方向づけ・投稿・分析 | 投稿や分析は社内でできるが、編集の手が足りない会社 |
| 運用代行(企画〜分析まで) | 月額20万〜50万円程度 | 撮影への協力と内容の確認 | 社内にノウハウや人手がなく、採用成果まで任せたい会社 |
※外注費用の目安は、弊社が調査した運用代行・動画制作の費用相場に基づく一般的な水準です。
費用だけを見れば、自社で作るのが最も安く済みます。ただし実際には担当者の人件費と時間がかかり、前章で紹介したように更新が止まることが最大の失敗につながります。そのため自社で無理なく続けられるかどうかで判断するのがポイントです。
判断に迷う場合は、まず自社で数本作ってみて、続けられそうかを確かめるのも1つの方法です。そのうえで企画や編集の負担が大きいと感じたら、負担の大きい工程から外部に任せていきましょう。
また外注する場合も、「誰に何を伝えたいか」という目的と公開前の最終確認は自社で担うと、会社らしさを保ったまま発信を続けられます。
参考までに、弊社ADDICT ONEの採用特化のTikTok運用代行「Recruit ONE」は、初期費用なし・月額20万円(税抜)から、最低契約期間は6か月です。企画・撮影・編集・投稿・分析までを一括でお任せいただけ、応募・採用から逆算した運用を行っています。
採用動画の制作費の相場は採用動画の制作費用の相場と内訳で、ショート動画の制作を外注する際の業務範囲はショート動画の制作代行に依頼できる業務と会社の選び方で、運用代行の見積もりの比べ方はTikTok運用代行の料金体系と見積もりの比べ方で、それぞれ詳しく解説しています。
採用ショート動画で応募が集まった業種別の支援事例
ここでは、弊社ADDICT ONEが採用ショート動画(TikTok)の運用を支援した企業の実例を、業種別に紹介します。いずれも、現場職の採用に課題を抱えていた企業です。
このほか、運用1か月目で総再生195万回に達した支援先もあります。なお、他社の実名事例も含めて採用動画の成功例を知りたい場合は、企業の採用動画の成功事例もあわせてご覧ください。
警備業|1本の動画で28件の応募
弊社が支援した警備業の企業では、1本の動画だけで28件の応募が集まりました(出典:PR TIMES)。
警備業は「きつい」「単調」といったイメージを持たれやすく、求人媒体に掲載しても若手の応募が集まりにくい職種の1つです。こうした職種では、求人票の条件だけでは仕事の実態が伝わらず、応募をためらう人が少なくありません。
そこでショート動画で現場の様子や働く人の素顔を見せれば、求職者が抱いていたイメージを変えるきっかけをつくれます。1本の動画が数十件の応募につながったこの事例は、伝え方を変えるだけで応募の集まり方が大きく変わることを示しています。
消防設備業|6か月で8名を採用
弊社が支援した消防設備業の企業では、運用開始から6か月で8名の採用につながり、採用コストは0円でした(出典:Recruit ONE公式サービスページ)。
消防設備業は、仕事の内容が一般にはあまり知られておらず、求職者が働く姿をイメージしにくい業種です。そのため求人を出しても、そもそも仕事選びの選択肢に入れてもらえないことが課題になりがちです。
ショート動画は、こうした知られていない仕事を知ってもらう入口になります。この事例では、求人広告費をかけずに複数名の採用まで実現できており、採用コストの面でも大きな成果につながりました。
引越業|運用初月から6件の応募
弊社が支援した引越業の企業では、運用を始めた初月から6件の応募がありました(出典:PR TIMES)。
引越業は春の繁忙期に人手が集中して必要になるなど、限られた期間で人を集めたい場面が多い業種です。一方で、ショート動画はフォロワーが少ないうちは効果が出るまで時間がかかる、と思われがちです。
しかしこの事例のように、運用初月から応募が生まれるケースもあります。おすすめ表示でフォロワー外にも届くショート動画なら、アカウントを開設したばかりでも、働く人の雰囲気が伝わる動画をきっかけに応募につながる可能性があります。
美容業|毎月10〜20件の応募が継続
弊社が支援した美容業の企業では、毎月10〜20件の応募が継続的に発生しています(出典:PR TIMES)。
求人媒体に頼った採用では、掲載をやめると応募が止まりやすく、掲載費がかかり続けることが課題になりがちです。とくに美容業は、一緒に働くスタッフの人柄やお店の雰囲気が仕事選びの決め手になりやすく、条件を並べた求人票だけでは魅力を伝えきれません。
その点ショート動画は、投稿した動画がアカウントに残り続けるため、後から見た人の応募にもつながります。単発で終わらず毎月安定して応募が生まれているこの事例は、継続して発信した動画が採用の資産として積み上がっていくことを示しています。
採用ショート動画の運用はADDICT ONEにご相談ください
私たちADDICT ONEは、採用に特化したTikTok運用代行「Recruit ONE」として、現場職を中心に企業の採用発信を支援しています。
これまでに累計100社以上のアカウント運用、7,000本以上の動画制作、総再生数3.5億回超の実績があります(出典:PR TIMES)。現在も毎月500本以上の台本を制作しており、採用発信で欠かせない量と質を両立した継続的な発信を実現しています。
こうした支援を通じて見えてきた、応募につながる採用ショート動画の共通点は3つあります。
1つ目は、演出よりも「そのままの現場」を映す等身大の動画であることです。取り繕った動画は求職者に見抜かれ、かえって信頼を損ないます。
2つ目は、設備や制度よりも働く人が主役であることです。視聴者の反応は、社員の表情や言葉に集まります。
そして3つ目は、投稿を止めないことです。週に数本を無理なく続けられる体制こそが、結局いちばんの成功要因になります。
「採用を強化したいが、何から始めればよいかわからない」「SNSで採用発信をしているが、応募につながらない」とお悩みの企業様は、ぜひ一度ADDICT ONEへご相談ください。企画から撮影・編集・投稿・分析まで、応募・採用から逆算して一括でご支援します。
採用ショート動画のよくある質問
ここでは、採用ショート動画を始める企業からよく寄せられる質問に回答します。
いずれも、弊社への無料相談でも多く寄せられる質問です。始める前の不安の解消にお役立てください。
撮影や編集のスキルがなくても作れますか?
作れます。採用ショート動画は、スマホでの撮影と無料の編集アプリで十分に始められます。
大切なのは動画の質よりも、続けることです。それでも社内で企画や編集まで手が回らない場合は、企画・編集だけを外部に任せる方法もあります。
何秒くらいの動画がよいですか?
まずは15〜30秒の短い動画から始めるのがおすすめです。
最後まで見てもらえる割合が高いほど、動画は伸びやすくなります。そのため、伝えたいことは1本につき1つに絞りましょう。慣れてきたら、仕事内容をしっかり伝える1分程度の動画も組み合わせていくとよいでしょう。
社員が顔出ししたがらない場合でも作れますか?
作れます。手元や作業風景だけを映す、後ろ姿で撮る、声とテロップで伝えるなど、顔を出さなくても職場の雰囲気は伝えられます。
ただし、働く人の表情が見える動画のほうが反応を集めやすいため、出演してもよいという社員から少しずつ増やしていくのが理想です。出演は必ず本人の同意を取り、退職したときの動画の扱いも事前に決めておきましょう。
炎上が心配です。対策はありますか?
撮影NGの範囲を先に決め、投稿前に第三者がチェックする体制をつくりましょう。
お客様や利用者の映り込み、安全管理を疑われる作業風景は避けてください。この基本を守るだけでも、リスクは大きく下げられます。
効果が出るまでどのくらいかかりますか?
応募という成果を判断するには、少なくとも3か月程度は続けて様子を見るのがおすすめです。
本記事で紹介した2段階の投稿では、最初の1〜2か月で認知を広げ、3か月目以降に応募を促す動画を増やしていきます。一方で、引越業の事例のように運用初月から応募が生まれるケースもあります。
まとめ|届けたい1人を決めて、1日密着の1本から始めよう
採用につながるショート動画をつくるポイントは、次の3つです。
- 職場の日常を見せる企画の型を2〜3つ決めて回す
- 人物像の設定から投稿まで、6ステップのサイクルを止めずに続ける
- プロフィール・採用ページ・応募窓口の導線を整え、再生を応募につなげる
介護サービス職業従事者で3.89倍、建設・採掘従事者で5.10倍という有効求人倍率(出典:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年8月分)」、パートを含む常用)のなかで、若手との新しい接点をつくれるかどうかが採用の分かれ目になっています。
その点、採用ショート動画はスマホ1台で今週から始められる打ち手です。まずは次の2つから始めてみてください。
- 届けたい人物像を1人分だけ書き出す
- 「仕事の1日密着」を1本、スマホで撮ってみる
「続けられる自信がない」「何を撮ればよいかわからない」という場合は、採用特化のTikTok運用代行・ADDICT ONEの無料相談をご利用ください。貴社の現場に合った企画の型からご提案します。


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