TikTokの年齢層は?2026年最新の年代別利用率と年齢制限、採用での活かし方

TikTok 年齢層のアイキャッチ画像

「TikTokは若者のSNSだから、自社の採用ターゲットには届かない」と考えて、TikTokの活用を見送っていないでしょうか。

実は、総務省の最新調査によると、TikTokの利用率は10代・20代で6割を超えるだけでなく、30代・40代でも4割を超えています。TikTokは、いまや若年層に限らず幅広い年代に使われるプラットフォームになりました。

ただし、TikTokには年齢による利用制限があり、年代によって見ている動画も異なります。そのため、データを正しく読んだうえで、採用ターゲットの年代に合わせて届け方を変えることが成果を左右します。

本記事では、TikTokの年代別・男女別の最新利用率と推移、年齢制限と年齢別の機能制限を解説したうえで、高卒・新卒・中途・ミドル層といった採用ターゲット別の届け方と、データを運用に活かす手順まで紹介します。

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目次

TikTokユーザーの年齢層|最新調査で見る年代別・男女別の利用率

TikTokは、いまや国内の月間アクティブユーザー数が4,200万人を超える規模のプラットフォームです(※1)。ただし企業が知りたいのは総数よりも、「自社が届けたい年代のうち、どれくらいの人が使っているか」という点でしょう。

そこで本章では、総務省が2026年6月に公表した最新調査をもとに、TikTokの利用率を2つの切り口で整理します。

なお、ここで扱う「利用率」は、その年代のうち何%がTikTokを使っているかを示す数字です。「TikTok利用者のうち何%がその年代か」という構成比とは意味が異なるため、数字を読む際は混同しないよう注意してください。

※1 TikTokとTikTok Liteのユーザー数の合計(重複を除く)、TikTok調べ。出典:TikTok Newsroom「TikTok、日本の月間アクティブユーザー数が4,200万を突破」(2025年11月27日)

年代別の利用率は10代67.9%・20代61.5%、30代・40代も4割を超える

総務省の令和7年度調査によると、TikTokの全年代の利用率は36.7%でした。年代別に見ると、10代が67.9%、20代が61.5%と若年層では6割を超えており、TikTokが若い世代の日常に定着していることがわかります。

一方で、注目したいのは30代以上の数字です。30代は44.7%、40代は42.6%といずれも4割を超えており、50代でも32.2%と約3人に1人が利用しています。

【TikTokの年代別利用率(令和7年度)】

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年代利用率回答者数(N)
全年代36.7%1,800
10代67.9%140
20代61.5%218
30代44.7%235
40代42.6%298
50代32.2%338
60代21.2%274
70代11.1%297

※調査対象は13〜79歳の男女1,800人。調査期間は2025年12月1日〜7日
※出典:総務省情報通信政策研究所「令和7年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」

このように、TikTokの利用者は10代・20代が中心でありながら、30代・40代にも十分な厚みがあります。したがって、「若者向けのSNSだから自社のターゲットには届かない」と判断するのは早計です。とくに中途採用や中高年層向けの商材を扱う企業にとっても、検討の土台に乗るデータといえるでしょう。

男女別では女性の利用率が男性を約10ポイント上回る

同じ令和7年度調査で男女別の利用率を見ると、男性が31.8%、女性が41.7%でした。つまり、女性の利用率が男性を約10ポイント上回っています。

前年の令和6年度調査では男性31.0%、女性35.3%で、差は4.3ポイントにとどまっていました(※2)。直近1年で男性が0.8ポイントの上昇だったのに対し、女性は6.4ポイント伸びており、男女差は広がる傾向にあります。

※2 出典:総務省情報通信政策研究所「令和6年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」

ただし、男性の利用率も3割を超えているため、男性をターゲットにした発信が届きにくいわけではありません。

むしろ押さえておきたいのは、女性比率の高い職種や商材では、TikTokが他のSNSより接点を作りやすい可能性があるという点です。自社のターゲットの男女構成と照らし合わせて、発信の優先度を判断するとよいでしょう。

TikTokの年齢層はどう変わった?令和4年度から令和7年度までの推移を紹介

TikTokは「10代のSNS」というイメージで語られることがいまだに少なくありません。しかし、総務省の調査を3年分並べると、30代以上の利用が着実に広がってきたことが数字で確認できます。

本章では、推移を次の2つの期間に分けて見ていきます。

まずは、3年分の年代別利用率を一覧で確認しておきましょう。

【TikTokの年代別利用率の推移】

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年代令和4年度令和6年度令和7年度令和4年度からの増加幅
全年代28.4%33.2%36.7%-(※)
10代66.4%65.7%67.9%+1.5pt
20代47.9%58.7%61.5%+13.6pt
30代27.3%39.7%44.7%+17.4pt
40代21.3%39.9%42.6%+21.3pt
50代20.2%25.5%32.2%+12.0pt
60代11.8%18.8%21.2%+9.4pt
70代-(※)8.7%11.1%-(※)

※出典:総務省情報通信政策研究所「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」(令和4年度/令和6年度/令和7年度)
※調査対象は、令和4年度が13〜69歳の1,500人、令和6年度・令和7年度が13〜79歳の1,800人。令和4年度は70代を本調査の対象に含まないため(試行調査では4.4%)、全年代の数値は令和4年度と令和6・7年度で単純比較できない

令和4年度から令和6年度にかけて30代・40代が10ポイント以上伸びた

令和4年度から令和6年度にかけて、もっとも大きく伸びたのは40代です。利用率は21.3%から39.9%へと18.6ポイント上昇し、約2倍になりました。30代も27.3%から39.7%へと12.4ポイント伸びています。

この2年間で、30代・40代の利用率は20代に次ぐ水準まで近づきました。一方で、10代は66.4%から65.7%とほぼ横ばいで推移しています。

つまり、この期間のTikTokは、若年層の利用がすでに飽和に近い状態にあるなかで、30代・40代へと利用者の裾野を広げた時期といえます。企業にとっては、「若者にしか届かない」という前提が崩れ始めたタイミングでした。

令和6年度から令和7年度にかけて全年代で上昇し、50代も3割を超えた

続く令和6年度から令和7年度にかけては、10代から70代までのすべての年代で利用率が上昇しました。両年度は同じ13〜79歳を対象としており、全年代でも33.2%から36.7%へと3.5ポイント伸びています。

なかでも伸び幅が大きかったのは50代で、25.5%から32.2%へと6.7ポイント上昇し、初めて3割を超えました。30代も39.7%から44.7%へと5.0ポイント伸び、40代を上回っています。

このように、TikTokの利用は特定の年代だけで伸びているのではなく、全体の底上げが続いています。今後も同じペースで伸びるかは断定できないものの、若者だけのSNSではなくなりつつあることは、3年分のデータから読み取れるといえるでしょう。

年代別に見るTikTokの使われ方

利用率が年代を問わず伸びている一方で、TikTokで何を見ているかは年代によって異なります。同じプラットフォームでも、10代と50代では動画に求めるものが違うため、企業が発信する内容もそれに合わせる必要があります。

本章では、年代を3つに分けて利用傾向を整理します。

各年代の傾向とあわせて、採用発信でその年代に何を見せるとよいかも添えています。

10代〜20代はエンタメとトレンドの情報源として使う

10代〜20代のユーザーは、娯楽性の高いコンテンツとトレンド情報の収集を主な目的としてTikTokを利用しています。人気のジャンルは、ダンスや音楽、ファッション、美容、グルメなどです。

また、この年代はチャレンジ動画やバイラル系のコンテンツに積極的に参加し、自分自身もクリエイターとして投稿することが多い層でもあります。見るだけでなく、真似して投稿したり、友人と共有したりする行動が広がりやすい点が特徴です。

そのため、採用発信でこの年代に届けるなら、会社の説明よりも先に「この職場、なんか楽しそう」と感じてもらえる動画が向いています。社員の日常や職場の雰囲気を、テンポよく見せる構成が入り口になるでしょう。

30代〜40代は暮らしや仕事に役立つ情報を探すために使う

30代〜40代のユーザーは、エンタメ目的に加えて、情報収集やライフスタイルの改善のためにTikTokを利用する傾向があります。とくに、家事や子育て、仕事、趣味といった日常の課題解決に直結する動画への関心が高い年代です。

さらに、TikTokで見た情報をきっかけに実際に行動を起こしたり、ビジネスや副業の情報源として活用したりする動きも見られます。つまり、この年代にとってTikTokは、「役に立つかどうか」で動画を選ぶ場になりつつあります。

採用発信でこの年代に届けるなら、仕事の具体的な中身や1日の流れ、働き方の条件など、転職を判断する材料になる情報を見せるのが効果的です。中途採用でのTikTok活用は、転職潜在層への届け方と運用のポイントで詳しく解説しています。

50代以上は趣味・健康・生活の情報を短時間で得るために使う

50代以上のユーザーは、趣味や健康、グルメ、旅行など生活に密着したテーマの情報収集を目的にTikTokを利用しています。シニア層向けの健康やライフスタイルの動画も増えており、文字を読むより短時間で理解できる動画の手軽さが支持されています。

加えて、孫や家族と一緒にTikTokを楽しむ使い方も見られ、世代間のつながりや共感の場としての役割も担っています。家族の誰かが見ている動画を一緒に見る、という接点の持ち方は、他の年代にはない特徴です。

採用発信でこの年代に届けるなら、派手な演出よりも、同年代の社員が落ち着いたトーンで仕事を語る動画のほうが共感を得やすいでしょう。働く人の年齢層が見えることで、「自分でも働けそうだ」という安心感につながります。

TikTokの年齢制限と年齢別の機能制限|企業アカウントが押さえるべき点とは?

TikTokの年齢層を見るうえで、もう1つ押さえておきたいのが年齢制限です。TikTokは利用できる年齢に下限があり、さらに年齢によって使える機能が段階的に制限されています。

企業アカウントから見ると、これらの制限は「その年代とどの機能で接点を持てるか」を決める条件になります。本章では、年齢の区分ごとに主な制限を整理します。

なお、TikTokの機能や年齢ごとの制限は、仕様変更によって変わることがあります。運用に反映する際は、TikTokの公式ヘルプで最新の内容を確認してください。

13歳未満はTikTokを利用できない

TikTokは、13歳以上のユーザーのみが利用できるサービスです。サービス規約には「本サービスは、13歳以上の方のみが利用できるものとします」と明記されており、13歳未満の利用は認められていません(※3)。

また、登録時に入力した生年月日から13歳未満と判断された場合や、利用中に13歳未満であることが判明した場合、そのアカウントは終了(削除)の対象になります。そのため、登録時には正確な生年月日を入力する必要があります。

総務省の調査でも、利用率の集計は13歳以上を対象にしています。つまり、TikTokで企業が接点を持てるのは中学生以上の年代からであり、小学生以下は発信の対象に含まれないと考えておくとよいでしょう。

※3 出典:TikTok「TikTokサービス規約」

16歳未満はDMが使えず、アカウントも非公開が初期設定になる

13歳以上であっても、16歳未満のユーザーには追加の制限があります。代表的なのが、ダイレクトメッセージ(DM)を利用できないことです。TikTokは2020年4月30日以降、DMを送受信できるのを16歳以上のユーザーに限定しています(※4)。

さらに、13〜15歳のユーザーのアカウントは、非公開が初期設定になっています(※5)。非公開アカウントの投稿は、承認したフォロワーしか見られないため、同年代の利用者同士でも動画の広がり方が限られます。

このように、16歳未満は「見る」ことはできても、企業アカウントと個別にやり取りする機能は使えません。したがって、高校1年生前後の年代とは、DMではなく動画やプロフィールを通じて接点を作ることが前提になります。

※4 出典:TikTok Newsroom(2020年4月16日)
※5 出典:TikTok Newsroom「Strengthening privacy and safety for youth」(2021年1月13日)

18歳未満はLIVE配信ができず、ギフトにも制限がある

18歳未満のユーザーは、LIVE配信を行うことができません。TikTokは2022年11月23日から、LIVE配信を行える最低年齢を16歳から18歳に引き上げました(※6)。

あわせて、LIVE配信中に配信者へ送る「ギフト」にも、購入や受け取りに年齢の条件があります。18歳未満はコインを購入できないため、ギフトを送ることも受け取ることもできません(※7)。

企業がLIVE配信で会社説明会や職場紹介を行う場合でも、18歳未満の視聴自体は可能です。ただし、高校生向けの発信では、LIVEよりも通常の動画投稿を軸に設計するほうが、年齢による制限を受けにくく安定して届けられるでしょう。

※6 出典:TikTok Newsroom「Enhancing the LIVE community experience with new features, updates, and policies」(2022年10月17日)
※7 出典:TikTokヘルプセンター「ギフト」

ここまでの年齢制限を企業の採用発信に当てはめると、高校生とは「動画で知ってもらい、プロフィールや学校経由の導線で次の行動につなげる」形が基本になります。年代ごとの具体的な届け方は、次の章で詳しく見ていきましょう。

採用ターゲットの年代別に見るTikTokの届き方

ここまで見てきたように、TikTokは10代から50代まで幅広い年代に利用されています。実際、弊社が支援した消防設備業の企業では、TikTok運用の開始から6か月で8名を採用し、そのうち20代は4名でした。つまり、残りの半数は30代以上であり、TikTok採用の成果は若手に限られないということです。

とはいえ、年代によって利用率も使い方も異なるため、採用ターゲットごとに届け方を変える必要があります。本章では、採用ターゲットを4つに分けて整理します。

自社がどの層を主な採用ターゲットにしているかを思い浮かべながら読み進めてください。

高校生(高卒採用)には、機能制限を踏まえた導線で届ける

10代の利用率は67.9%と全年代でもっとも高く、高校生にとってTikTokは日常的に触れているメディアです。そのため、高卒採用でも、TikTokは会社の存在を知ってもらう入り口として有効に機能します。

ただし、前章で見たとおり、16歳未満はDMが使えず、18歳未満はLIVE配信にも制限があります。そこで、高校生向けの発信では、DMでのやり取りを前提にせず、プロフィールのリンクや学校経由の求人へつなぐ導線を用意しておくことが重要です。

また、高卒採用は進路指導の先生や保護者が判断に関わるため、本人だけでなく大人が見ても安心できる内容にしておく必要があります。高卒採用ならではの難しさと、SNSを使った打開策は、学校経由の採用ルートの課題とあわせて詳しく解説しています。

大学生・20代前半(新卒採用)には、就活が始まる前から接点を作る

20代の利用率は61.5%で、大学生にとってもTikTokは身近なプラットフォームです。実際、弊社の調査では、就活生の約65%が企業のTikTok動画を視聴し、最大80%がその企業に興味を持ったという結果が出ています(※8)。

新卒採用で重要なのは、学生がナビサイトに登録して企業を探し始める前に、社名や職場の雰囲気を知ってもらうことです。TikTokはおすすめ表示によって、学生が企業を探していない段階でも動画を届けられるため、就活が始まる前の接点づくりに向いています。

就活スケジュールに沿って時期ごとに発信内容を切り替える方法は、新卒採用向けの年間の投稿設計で詳しく解説しています。また、Z世代の価値観を踏まえた採用の進め方は、Z世代に選ばれる採用の考え方もあわせて参考にしてください。

※8 出典:株式会社ADDICT ONE「採用特化型TikTok運用代行サービス『Recruit ONE』提供開始」(PR TIMES)

20代後半〜40代(中途採用)には、転職を考える前の「仕事の中身」を見せる

30代の利用率は44.7%、40代は42.6%と、中途採用の中心となる年代でも4割以上がTikTokを利用しています。この年代は、まだ転職を具体的に考えていない「転職潜在層」も多く含まれます。

転職潜在層は求人サイトを日常的に見ていないため、求人広告だけでは接点を作れません。一方、TikTokであれば、情報収集の延長で目にした仕事の動画が、転職を考えるきっかけになり得ます。

前述のとおり、30代〜40代は役に立つ情報を求めてTikTokを見る傾向があるため、仕事の具体的な中身を見せる動画と相性がよいといえます。

たとえば、1日の業務の流れ、使う道具やソフト、未経験から入社した社員の成長などを見せると、「自分にもできそうか」を判断する材料になります。詳しくは、中途採用でTikTokを使う具体的な進め方や運用事例の解説をご覧ください。

50代以上(ミドル・シニア採用)には、年代の近い社員の出演で届ける

50代の利用率は32.2%、60代は21.2%と、若年層に比べれば低いものの、50代の約3人に1人がTikTokを利用しています。警備やドライバーなど、ミドル・シニア層の採用が重要な職種では、見逃せない数字です。

この年代に届けるうえで参考になるのが、三陽工業株式会社の事例です。同社は2021年2月にアカウントを開設し、44歳・56歳・73歳の男性社員(2022年時点、平均約57歳)を中心とした出演で、2022年9月時点で5万8千人を超えるフォロワーを獲得しています(※9)。

さらに同社の発表によると、2023年度の会社説明会では参加学生の約7割がこのアカウントを知っており、説明会の参加者数は前年度の1.5倍に増えました(※10)。年代の高い社員の出演でも、若い世代を含む幅広い層に届くことを示す事例です。

※9 出典:Indeed「TikTokで採用活動も 若い世代に届くSNS活用法とは」
※10 出典:三陽工業株式会社プレスリリース(@Press、2023年4月19日)

また、弊社が支援した警備業の企業では、運用開始1か月目から12件の応募を獲得しました。同年代の社員が自分の言葉で仕事を語る動画は、「この年齢でも働ける」という安心感につながります。業種別の成果は、TikTok採用の成功事例でも詳しく紹介しています。

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年齢層データを自社のTikTok運用に活かす3つの手順

年齢層のデータは、知っているだけでは成果につながりません。自社の採用ターゲットと照らし合わせ、発信内容に反映し、結果を見て修正するという流れで使うことで、はじめて運用の精度を高める材料になります。

本章では、年齢層データを運用に活かす手順を3つに分けて解説します。

弊社では、累計100以上のアカウント運用と7,000本以上の動画制作を通じて、この流れを繰り返し検証してきました。以下で、各手順のポイントを見ていきましょう。

採用ターゲットの年代とTikTokの利用率を照合する

最初に行うのは、自社が採用したい人の年代と、その年代のTikTok利用率を照らし合わせることです。たとえば、新卒や20代の若手が中心であれば利用率は6割前後、30代・40代の中途採用でも4割を超えています。

一方で、60代以上のシニア層が主なターゲットであれば、利用率は2割程度にとどまるため、TikTokだけに頼るのではなく、他の採用手法と組み合わせる判断が必要になります。このように、利用率は「TikTokに力を入れるべきか」を判断する目安として使えます。

あわせて、採用ターゲットの男女構成も確認しておきましょう。女性の利用率は男性より約10ポイント高いため、女性比率の高い職種ではTikTokの優先度を上げる判断材料になります。

年代に合わせて出演者・企画・投稿時間を決める

ターゲットの年代が決まったら、次はその年代に合わせて出演者・企画・投稿時間を決めます。とくに出演者は、視聴者が「自分と近い人が働いている」と感じられるかどうかを左右するため、採用ターゲットに近い年代の社員を選ぶのが基本です。

企画については、前述の年代別の使われ方を踏まえ、10代〜20代にはテンポのよい職場紹介、30代〜40代には仕事の具体的な中身、50代以上には落ち着いたトーンの社員インタビューといったように切り替えます。採用動画の企画や構成の考え方は、制作実績から見えた成功パターンとして詳しく解説しています。

また、投稿時間も年代によって見られやすい時間帯が異なります。学生であれば放課後や夜、社会人であれば通勤時間帯や夜など、ターゲットの生活リズムに合わせて投稿時間を設定することが大切です。時間帯の決め方は、TikTokで見られやすい投稿時間の考え方で詳しく紹介しています。

TikTokのアナリティクスで視聴者の年齢層を確かめて修正する

運用を始めたら、実際にどの年代に動画が届いているかをアナリティクスで確認します。アナリティクスは、TikTokアプリのプロフィール画面から「TikTok Studio」を開くと確認でき、フォロワーの性別・年齢層・地域などの属性もわかります。

ただし、詳細な分析にはビジネスアカウントへの切り替え(無料)が必要で、フォロワーが少ないうちは属性データが表示されない場合があります。

想定していた採用ターゲットと、実際に見ている年代がずれている場合は、出演者や企画、投稿時間を見直すサインです。たとえば、30代向けの中途採用を狙っているのに10代の視聴が大半を占めているなら、企画が若年層向けに寄りすぎている可能性があります。

このように、利用率のデータで方向性を決め、アナリティクスで実際の届き方を確かめて修正する、という流れを繰り返すことで発信の精度は高まります。アナリティクスを使うための企業アカウントの設定は、法人アカウントの開設手順とあわせて解説しています。

なお、ここで紹介した3つの手順は、採用以外の目的にも応用できます。商品のプロモーションやブランドの認知拡大でも、ターゲットの年代と利用率を照合し、年代に合わせて発信を変え、アナリティクスで確かめるという流れは同じです。

TikTokの年齢層の広がりは、採用だけでなく、これまで届きにくかった世代に商品やブランドを知ってもらう機会にもなります。

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株式会社ADDICT ONEは、採用に特化したTikTok運用代行サービスを提供している企業です。本記事で見てきたように、TikTokはいまや10代から50代まで幅広い年代に利用されており、新卒・中途・ミドル層のいずれの採用でも接点を作れるプラットフォームになっています。

ただし、年代ごとに利用率や見ている動画が異なるため、成果を出すには採用ターゲットの年代から逆算した企画設計が欠かせません。弊社では、累計100以上のアカウント運用と7,000本以上の動画制作で蓄積したデータをもとに、ターゲットの年代に合わせた出演者選びや企画づくりを行っています。

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TikTokの年齢層に関するよくある質問

最後に、TikTokの年齢層や年齢制限について、よく寄せられる質問をまとめました。

自社の運用を検討する際の判断材料として、あわせて確認しておきましょう。

TikTokの平均年齢は何歳ですか?

TikTokの利用者の年齢を判断する際は、平均年齢よりも年代別の利用率で見ることをおすすめします。平均年齢は1つの数字にまとまるため、どの年代にどれだけ利用者がいるかという分布が見えにくくなるためです。

総務省の令和7年度調査では、TikTokの利用率は10代67.9%、20代61.5%、30代44.7%、40代42.6%、50代32.2%でした。このように、若年層を中心にしつつも30代〜50代まで広く利用されているため、自社が届けたい年代の利用率を個別に確認するのが確実です。

TikTokとInstagramでは利用者の年齢層はどう違いますか?

総務省の令和7年度調査によると、Instagramの利用率は10代69.3%、20代82.6%、30代76.6%、40代67.1%、50代54.4%で、すべての年代でTikTokを上回っています。

一方、10代に限るとTikTok(67.9%)とInstagram(69.3%)の差は1.4ポイントにとどまり、ほぼ同じ水準です。

つまり、10代へのリーチではTikTokとInstagramが並び、20代以上ではInstagramの利用者がより多いという違いがあります。採用発信では、どちらか一方に絞るのではなく、ターゲットの年代に合わせて組み合わせるとよいでしょう。

※出典:総務省情報通信政策研究所「令和7年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」

アカウントを作らずに見るだけなら年齢制限はありますか?

TikTokのサービス規約では、本サービスを利用できるのは13歳以上と定められています。そのため、アカウントを作らずにブラウザなどで動画を見る場合でも、13歳未満は利用の対象外です。

なお、13歳以上であっても、16歳未満はDMが使えない、18歳未満はLIVE配信ができないなど、年齢によって使える機能が異なります。詳しくは、本記事の年齢制限の章をご確認ください。

登録した年齢(生年月日)は後から変更できますか?

TikTokでは、アプリの設定画面から生年月日を自由に変更することはできません。誤った生年月日で登録してしまった場合は、「設定とプライバシー」の「問題を報告する」からサポートに問い合わせる方法が案内されています(※11)。

問い合わせの際には、生年月日が確認できる本人確認書類の提出を求められる場合があります。企業アカウントを開設する際は、担当者が誤った生年月日を入力しないよう、登録時に入力内容を確認しておくと安心です。

※11 出典:Tech Advisor「How to change your age on TikTok if it’s incorrect」(2023年8月14日)

まとめ|採用ターゲットの年代から逆算してTikTokを使い始めよう

TikTokの利用率は、総務省の令和7年度調査で全年代36.7%となり、30代・40代も4割を超えました。令和4年度からの3年間で30代以上の利用が大きく伸びており、TikTokはもはや若者だけのSNSではありません。

一方で、TikTokには13歳未満は利用できない、16歳未満はDMが使えない、18歳未満はLIVE配信ができないといった年齢ごとの制限があります。

そのため、高校生には動画とプロフィールを入り口にした導線、大学生には就活前からの接点づくり、中途層には仕事の中身の発信、50代以上には年代の近い社員の出演というように、採用ターゲットの年代ごとに届け方を変えることが大切です。

まずは、自社が採用したい人の年代とTikTokの利用率を照らし合わせるところから始めてみてください。そのうえで、年代に合わせた企画を立て、アナリティクスで実際の届き方を確かめながら改善していくことで、TikTokを採用の成果につなげられます。

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また、マーケティング事業を営むmalnaでは「伸びるTikTok動画とは?5つの要素から徹底分析」の記事でTikTokに関する有益情報を発信されています。こちらもぜひご覧ください。

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この記事を書いた人

小野寺翼のアバター 小野寺翼 SNSマーケター

1997年、茨城県生まれ。2022年にSNSでの情報発信をスタートし、1年間で総フォロワー2.5万人を獲得。その後、企業の採用や集客を目的としたSNS運用に携わり、株式会社ADDICT ONEに入社。
現在はSNS事業責任者として、TikTok・YouTube・InstagramをはじめとするSNSマーケティング全体を統括。これまでに累計50アカウント以上を運用し、制作した動画は3,000本以上。
日々、企業のSNSをどう伸ばし、成果につなげるかを考えながら、実践を通じてより良い運用を追求しています。

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